出掛けたダイビング・ポイント(24) - カオラック/スミラン&リチェリー・ロック (タイ)2014/12/28 21:46

12/9~12/18とカオラック拠点のハレルヤ号でスミラン&リチェリー・ロックのダイビング・クルーズに出掛けてきた。クルーズ・ボートには日本人8人、ヨーロッパ系7人の計15人のゲストでゆったりとした滞在になった。おまけにラッキーなことに本来2人部屋を1人で占領できた。相部屋になるかならないかの差は凄く大きい。

日本人8人のうち、私と同い年が3名、70歳以上が計5人。正にダイビングは年寄りの楽しみである。ヨーロッパ系のゲストは、ドイツ、アイルランド、スウェーデン、スイスと国際的、ダイビング・ガイド等10人も加わって、アフターダイブの会話も賑やかだった。

スミラン&リチェリー・ロックのクルーズは7年振り5回目になる。以前からジンベイザメを見られる可能性ありと言われていたが、今までは1回もなしだったが、今回はリチェリー・ロックで見ることが出来た。

ジンベイザメ出現

昨シーズンからは当たり年だったとのことで、今シーズンも遭遇率は高いかも知れない。スミラン&リチェリー・ロックと言えば、魚の群れを沢山見られることが評判であり、今回も期待通りであったが、シーズンが少し早かったようで透明度はイマイチ、全体に暗く、良い写真は取れなかった。

魚の群れ

そんな中で、スカシテンジクダイの群れが凄く、群れの反対側は良く見えない状態になることもあった。

スカシテンジクダイの群れ

本来なら、リチェリー・ロックで底から順に3~4層になる魚群を眺めることを期待していたが、ジンベイザメを追いかけることで底までいけず、一番の楽しみが消えた結果になった。リチェリーで初めてジンヘイザメを見たのだから良しなのだろう。

クルーズでは3.5日のダイビングのため、少々もの足りず、2日間デイトリップを計画していた。しかし、スピードボートでカオラックから1.5時間程でスミラン諸島に出掛けたが、天気が悪いため海中は暗くて楽しめず、おまけに帰りは更に波が高くなり、救命胴衣まで着せられて、手すりにしがみついてやっとの思いで寄港。2日目はキャンセルしてホテルの周りでのんびり。やはり、クルーズ・ボートの方がより楽しめる。

最終日はカオ・ソック国立公園の1日ツァーに参加。メルボルンからのレスキュー隊(ボランティアー)の5人組と一緒にエレファント・ウォーク(約45分)や竹いかだでの川下り(約45分)などを楽しんだ。

エレファント・ライド

竹イカダの川下り

今回のトピックスは、ダイビング仲間のある女性がタイでダイビング・ガイドの修行中で、現在カオラック滞在なので、食事でもお誘いした。たまたまこの週は仕事が入っていないとのことで、結局3日間昼食や夕食をお付き合い頂いた。延べ5~6時間、色々の話をした。考えてみたら、一人の人(ましてや若き女性)とこんなに長い時間話をしたことは、女房殿を別にすれば、実に久し振りだった。オジンにとっては貴重な時間でした。お付き合いいただいて感謝しています。

カオラックは、2004/12/26の津波でビーチ近くの観光設備はほぼ全滅し、死者も多く出た地域であり、10週年のセレモニーも準備されていたが、現在は完全に復興し、津波記念館ぐらいしか面影はない。それでも山側の各所に避難設備(3階)があり、ビーチからの小道にも避難所のガイドが設置されていた。津波の1ヶ月後にパトン・ビーチからクルーズに参加したが、日本人はまばら。なのに、ヨーロッパからの観光客はいつも通りだった。話を聞くと、観光地の津波後の復興のためには出来るだけ早く訪れるのが我々の貢献だと言われた。確かに、ホテルはプーケット・シテイ滞在だったが、ダイビングを含めて他の観光用設備はかなり復興していた。3年後に訪れた時は完全に復興していた。東日本大震災も既に3年半経過、まだまだ完全復興では無い。我々が出来る協力はどんどん東北に出掛けることのようだ。

帰国後は、年賀状だ、クリスマスだ、お正月だと忙しいだろう思っていたら、なんと女房殿が23日に自転車で転倒し、右肩を骨折。全治6週間とのことで、二人でパニック。右腕は固定のため、料理や買い物は無理。女房殿の指示通り、買い物をし、料理のマネゴトをして本日で5日目。6週間は長そう。改めて、女房の仕事は大変であることを認識中。早い回復を熱望!!