【出掛けたダイビング・ポイント(29) - フィリピン アニラオ】2016/03/27 18:26

 3/11~18にフィリピンのアニラオで潜ってきた。 マニラ空港から車で南西に数時間のところに位置する。今回が2回目、前回は6月で海況も悪く、ゲストも極めて少ないという状況でシーズンでは無かったようなので、今回は11月~6月が乾季と言われたので、3月にした。海況は良く、快晴の毎日であったが、残念ながら透明度が10M前後と良くなかった。もともとマクロが主体と思っていたので、透明度は本来気にならないはずだが、課題もあった。一つは、結果としてマクロの期待度の高いところに出掛けるため、同じポイントに多くもぐることになる。今回17ダイブ中、Hydeesに4回、Dive Selanaに3回となった。その都度面白いものを確認できるのでこれでもOKなのだが、もう一つはすぐはぐれること。17ダイブで6回ロスト。流れもなく、ほとんどは途中で合流できたので問題は無かったが結構無駄な時間になった。ロストになるのはこちらに非があることは間違いないが、言い訳が3つ。

  1. この時期ダイバーも多く、各リゾートのボートが同じポイントに潜るためレアなものだと行列になる。

  2. マクロ好きのダイバーが多く、一眼を持つ人もあり、一人一人に時間が掛かる。じっと待つことは嫌いなので、別の場所で何かを探し、その被写体には最後に近づく。

  3. 他のダイバーと同じく、小物だとベスト・フォーカスに時間が掛かる。取り終わってみると、チームは既に移動。透明度が10M前後だと、少し浮上して泡を探しても解らず、ライトを確認して近づくと他のチームであったり、探すのも一苦労。あまり移動すると本当のロストになるのでガイドが探してくれるのを待つ。今回はチームが5~6人のゲストでガイドも全員の面倒は見切れないはず。バディ・ダイブの徹底が必要かも知れない。

    見れたものは、やはりマクロ中心。オリビア・シュリンプはアニラオでしか見たことはない。なかなか派手なエビだ。

オリビア・シュリンプ
  1. ヘアリー・フログフィッシュも何度か見かけた。

ヘアリー・フログフィッシュ
  1. 面白かったのはカミソリウオのペア。

カミソリウオ
  1. このすぐ横にもう一組、黒っぽいペアがいたのだが、移動しようとしたダイバーのフィン・キックで2組とも飛ばされた。その結果、白黒の小さいほう(オス?)が一緒になったが、2匹で喧嘩をしていた。これはこれで面白いものを見れたが、皆さん写真を撮り終わり、移動する時にフィン・キックで被写体を飛ばしてしまう人が多い。今回も多かった。皆さんが取り終わるのを待っていた立場では憤慨ものである。特に、一眼の大きなカメラを持つ人に多いように思う。手が使えないため、ついついキックしてしまうのでは?

     ピグミー・シーホースはガイドの支持棒でようやくピントが合う。支持棒がないといつものピンボケ? 

ピグミー・シーホース
  1. カイメン・カクレエビも何回かシャッターを押してギリギリのピント(まだ甘いけど)。

カイメン・カクレエビ
  1.  アニラオもウミウシ天国で、初めて見たものが多かった。もっと小さくてピントが合わないものも幾つかあったが、何とか識別したものでこれだけ。

     

ウミウシ1
ウミウシ2
ウミウシ3
ウミウシ5
ウミウシ4
  1. さて、次回は5月にインドネシアのレンベに行く予定。またまたマクロ中心のマック・ダイブになる。次回はピント合わせも丁寧にしてじっくり良い写真を撮りたいが。