【出掛けたダイビング・ポイント(35) - インドネシア サンギヘ・クルーズ+レンベでのマック・ダイブ】 ― 2017/07/07 08:35
6月17日から6月29日までインドネシアのサンギヘ・クルーズとレンベでのマック・ダイブを楽しんできた。
サンギヘ・クルーズ
前半はダイブ・ドリーム主催で北スラウェシ島のレンベからシー・サファリ6に乗船し、北上してサンギヘ諸島へ。 2004年に8人乗りの小さなクルーズ・ボートでサンギヘ・クルーズに参加したのに、海が荒れ北に向かえず、今回はそのリベンジだった。
定員20名のボートにゲストが計6名とゆったり、2人部屋に1人で実にのんびりとさせて貰った。レンベからサンギヘ諸島の北部のシアウ島までの往復6日間、15ダイブの日程。レンベ近くはマクロ、シアウ島近くはワイドで、大物は期待できないが、流れも少なく気楽なダイビングになる。レンベを離れると透明度も良くなり、結構好き勝手に潜っていた。シアウ島に近づくと、珊瑚も見事でスズメダイやハナダイの群れが物凄い。
こんな時は写真ではその迫力は伝えにくく、動画の方が解りやすい。ボーっと浮いていれば癒しのダイビング。おまけにシアウ島は活火山の島で、島のあちこちに溶岩流の跡が見られ、あるポイントでは岩の割れ目から湯が噴き出ているのを見ることが出来た。
アフター・ダイビングでは、海中の温泉へ。海に落ちる滝の近くにボートで近づき、海岸の岩まで泳いで足の立つ場所まで移動する。岩の割れ目からお湯が出てくる。そのままだと熱すぎるので手で海水と混ぜて適温にする。近づいたり離れたりと忙しいが、結構楽しめた。効能書きは無かったが、いい湯でした。
ゲストは、ダイブ・ドリームから4名。シー・サファリからも2名だったが、ダイビングが別スケジュールのためそれほど話は出来なかった。4名は、日本人と日本に8年在住で日本語ぺらぺらで美形の韓国女性のカップル、山形からの元気な女性社長と私。メイン・ガイドのアンディさんとアシスタント・ガイド兼ゲスト・マネジャーのセンさんを加えて6人のチーム。ダイビングの話が多いが、健康の話も多かった。
ダイビングは、レンベ近くの南部ではマクロ系で下を向き、シアウ島に近い北部ではワイド系で中層を向きと両タイプを楽しんだ。相変わらず中層の写真は下手。今回は従来のミラーレスと新しく購入コンデジのTG-4の2台を持参した。TG-4のマクロ系は問題なかったが、中層でのワイド系はこちらもストロボの使い方がまだまだで要勉強。
面白かったのはこのオランウータン・クラブ。毛が薄く、身体の地の部分が確認できる。
もう一枚のように、本来擬態のために毛が生えていると思うのだが、何故毛が薄くなっているのか、また毛を増やせるのか解らない。このHairy FrogfishのHairも見事、疑似餌もこの状態だと小魚は解らずに近づいてきそう。
ネジリンボウのカップルはずっと2匹で踊っていた。
その他、Mimic Octopusも最終日に見ることが出来た。
レンベ-NAD Lembeh Resort
後半は、毎年世話になっているResortに移動。SimonとZeeのオーナー夫妻はいつも通りだったが、去年生まれた次男坊と初対面、まだシャイ。Managerが昨年後半にドイツ女性のソフィアに変わったとのこと。以前のセルゲイも頼りになったが、女性特有の細やかでゲストへの気配りも良い。ジャクジーも完成していたが、バーは未完成で、滞在中Simonが掛かりっきり。翌週には完成させるとのことだった。
ここでのトピックスも色々あった。先ず、TG-4が2日目の1本目に水没。カメラソノモノガ水面下18mまではOKで救われたが、年初購入以来2回目。ミラーレスでは7年間1回もなかったのに。水洗いして2本目以降も使用したが、完全に乾いていなかったようでレンズ曇り。3日目からは新旧の2台を持ってダイビング。シリカゲル1個だと45分過ぎると曇り。3個詰めたらその後はOK。私のバディーもTG-4を使用していたが、やはり40~45分過ぎると曇りでご機嫌斜めだった。ミラーレスではシリカゲルは使用したことが無かったが、TG-4のプロテクターの空間が狭いからかも知れない。これからはシリカゲルを2~3個詰めることにしよう。
今回も色々ゲストとダイビングを楽しんだ。先ず、バディはUSオレゴン出身の横須賀で教師をしている女性、伊豆や千葉でも潜っているとのこと。残念ながら、日本語はチョットだけとのことで英語での会話。初日~2日目では、マレーシアからの中国系の若手7人。ボートが別だったのでそれほど会話はしてなかったが、皆元気そのもの。3日目からは急に静かになり、やや寂しい。2日目からは、ジャカルタで仕事をしているフランスのお兄さん、USのコロラドからの大学教師の夫婦と娘さんの家族、オランダからの夫婦と日本からの母娘二人。日本の人が一緒なのは久し振り。日本語で話せるのはホッとする。トピックスは2つ。
水温が29~28℃で、こちらは2.5mmのウェットに3mmのベストを着ていたのに、フランスのお兄さんとコロラドのお父さん/娘さんはハーフ・パンツ姿、上半身はウェット的な長袖シャツ。寒くないのと聞いても、娘さんは16才の若さで問題ないと言うし、フランスのお兄さんも平気と言う。さすがゲルマン民族は北方民族である。でも3日目になるとボートに上がると「Cold!」、身体が冷えてきたようだが、やせ我慢で継続していた。
2日目にナイトダイブを希望したら、「Normal or Black ?」と聞かれた。キョトンとしていたら、日本の母娘のお二人はBlack Nightをするとのこと。去年モルディブで一度挑戦したが、写真はまったく撮れなかったので、今回はNormal Nightを選択。一緒のボートで同じようなポイントで潜る。我々は底でうろうろ、お二人は中層であちこちというパターンだった。Black Nightはガイドが強いライトを持ち、光に集まり、海中を飛び回っている動物性プランクトンは色々なサカナや甲殻類の稚魚を狙うもので、見ることはできてもとても写真は撮れなかった。写真を撮るには色々工夫が必要とのことで、面白そうではあったが、今回は3日共Normal。写真を見せて貰い、これはxxxの稚魚と説明してくれるが類推しているものも多いとのこと。まだ図鑑も無いが、Black Nightも少しずつ要求する人が増えているとのこと。コツの一つは、予め一定距離にフォーカスをロックし、被写体を見つけたらその距離にカメラを近づけてシャッターを押す。その距離感を覚えることだそうです。興味ある人は挑戦してみて下さい。
今回のメインはタコ。初日の1本目の45分過ぎころから、Mimic Octopusを3匹、
手長たこ2匹、ハナイカを2匹が出現、本来なら浅場に移動すべきなのに夢中で追いかけ、結果浮上時にはエア無。ボート・スタッフに睨まれた。ここの潜水時間のルールが75分以内または残エアが30以上となっている。30以下だとボート・スタッフに睨まれることになる。このルールだと、私は65~70分で浮上するが、日本の母娘は間違いなく75分以上。この差は大きいが、勝負する積りはサラサラ無い。初日の夕食後、最近の旬はStarry Night Octopus(和名:サメハダテナガダコ)と聞いて、2日目のNight Diveでガイドにリクェスト。安全停止直前で見つけた。色は正にユデダコ。
安全停止中ずっと遊んでいた。バティの先生がリクェストしていたBlue Ringは見つけられなかったが色々なタコを見ることが出来た。
残念だったのは、初めて見たウミウシの写真がレンズが曇った後でボンヤリになったこと。
ということで、今回は綺麗なウミウシを紹介。
その他は、エビ・カニを色々、カイ、ラノピアス。TG-4の水中マクロ・モードと顕微鏡モードが有効なことを確認した。
このカニ一族は、1本のソフト・コーラルにびっしり、この写真でも16匹、
2枚目のカクレエビの団地も小さなソフト・コーラルに大小10匹、ちゃんと探せばもっと沢山いたはず。
カイもなかなか綺麗だった。
計9日間29本のダイビングであったが、流れも少なく、泳ぐこともあまりなかったので疲れは少なかった。私が楽しんでいた間、女房殿は体調不良でじっとしていたとのことでご機嫌が悪い。体調が良くなるまでしばらく女房孝行の予定。
「その他雑感」(15)):<営業主導の企業改革> 企業戦略と連動した営業職の役割の変革】を纏めました ― 2017/07/17 09:54
【その他雑感(15):<営業主導の企業改革> 企業戦略と連動した営業職の役割の変革】を纏めました
<営業主導の企業改革> 企業戦略と連動した営業職の役割の変革という資料を第二弾としてまとめてみましたので、興味のある方は参照ください。
第一弾として4月にまとめた「働き方改革に向けて-伝統的多段階組織終焉の勧め」も合わせて参照ください。両資料で完了です。
下記のDropboxのFolder をアクセスしてください。Word 文書で 36 Page 2.03Mbになります。
4月にまとめた「働き方改革に向けて-伝統的多段階組織終焉の勧め」文書も当Folderに保管しています。
https://www.dropbox.com/sh/dg8k3qfpcj1u4pp/AACmQkmfxTpbySFBHPs4N09Na?dl=0
Download 出来ない等の場合は、下記にMail 下さい。
序文と目次を紹介します。
序
1990年前半の、いわゆるバブルの崩壊に伴い、高度成長時代が終わり、低成長期に入り、日本の各企業は現在でもまだ企業改革の必要性に追われているのではないかと思われる。この企業改革の非常に重要な鍵の一つが営業職の役割の改革であるが、必ずしも順調に進んでいるとは言い難いのではと考えている。当資料ではその背景やあるべき姿について纏めてみたい。
営業職の役割とは何だろうか? インターネットでの検索してみると「営業職とは得意先を回って顔つなぎをし、商品の紹介、売り込みをすること。また、新しい得意先を開拓すること。」とある。この原則の中で具体的な営業職の役割は1990年以前と現在を比べると幾つもの変革が必要であり、営業部門としての種々の仕組みの改革が要求される。
バブル以前の日本の社会は上手く棲み分けが出来ていて、多くの業種で競争が制御されていたと言える。
1955年頃からの高度成長時代に脈々と構築された営業モデルは種々の企業が隈なく高度成長の恩恵を得られるための合理的なものであり、競争に対する意識はそれほど高くは無かったと言える。
しかし、1990年以降のバブル崩壊に伴って、多くの業種で厳しい競争状況にあり、お客様や市場の変化や急速な技術革新にも対応する必要があり、営業部門として解決しなければならない課題も多い。当資料では、それらの課題と背景を確認し、それらの課題を解決するために求められている営業職の役割と営業部門のあるべき姿を、主としてBtoBの企業を対象に纏めてみたい。BtoCでも最近の富裕層を対象とする環境であれば同様に適用可能と考える。
また、当資料はIT企業である日本IBMに在籍し、1995年からの世界レベルでの大規模な社内改革に従事した経験とその後の営業系研修を担当してきた経験に基づいてまとめたものであるため、偏ったケースや当てはまらない場合もあると思うので、参考になりそうな項目を選択して確認頂きたい。
作成者 古屋 尚文 作成日 2017/07/17
Mail Ad yf2n-fry@asahi-net.or.jp
作成者プロファイル
1965 : Systems Engineerとして入社(名古屋)
1965~1994 : SE, SE Manager, Sales Manager等として従事
1995~2002 : 業務改革推進にて社内改革に従事
2003~現在 : プリモD等のパートナーとして営業系研修を担当
目次
第1章 営業職の役割の変化
1.1990年代からの変動
バブル崩壊による競争の激化
市場・顧客の変化
技術革新・規制緩和による異業種の参入
アフィリエーション(企業協力関係)の拡大
競争激化による利益確保の必要性
2.現在の営業部門に要求される役割と課題
1)経営戦略の2方向展開の中心
2)競争激化による利益確保と販売一般管理費削減の要求
販売効率の最適化
売上拡大
3)販売戦略の変化 (需要対応型→需要創生型)
全社を挙げての営業部門支援体制と必要な要員の最適配置
第2章 現在の営業部門に必要となる仕組み
販売戦略立案の在り方
1)販売戦略立案の主眼点
戦略1:信頼関係強化による既存のお客様の維持
戦略2:新しいビジネス・モデル(速い・簡単・新技術)による新規分野への挑戦
戦略2:需要創生活動
2)販売戦略とチャネル計画
販売活動支援体制
3)ソリューション・セリングの狙い
4)ソリューション・セリングの役割分担と活動
2.営業職の役割分担と営業管理者の役割
1)新しい営業職の役割
お客様担当営業職
ソリューション担当営業職
ビジネス・パートナー担当営業職
セールス・センター担当営業職
2) 営業管理職の役割
カストマー・プラニング
お客様の現在の状況の把握
2)本年度の活動計画
ソリューション・セリング
需要喚起のプロセス・ステップ
2)ソリューション・セリング・プロセスのあるべき姿
課題創出
キャンペーン計画
事前準備
聴くスキル
キー・パーソンの選択
提案活動を開始する基準(選択基準)
意思決定者の選択
価値の確認
組織力による契約率向上
5.ダイナミック・チームによる営業活動
1)ダイナミック・チーム編成の仕組み
2)提案ソリューションとダイナミック・チーム
統合販売管理(オポチュニティ管理/パンプライン管理/販売予測)
1)統合販売管理の必要性
販売戦略の一本化
営業個人の努力から営業部門全体の努力
販売活動の進捗管理
2)統合販売管理の設計
販売活動状況の把握
課題の分析
販売管理プロフェッショナル職の育成
統合販売管理でのITツールの活用
3)オポチュニティ管理
オポチュニティ管理の狙い
4)パイプライン管理
パンプライン管理の分析方法
5)販売予測
6)統合販売管理の運用
売上高の最大化
逸失オポチュニティの分析
営業第一線にとっての統合販売管理
データ精度の管理
終わりに:経営戦略の2方向展開を支援する情報管理
付: プロセス設計の考慮点
解決策の検討とあるべきプロセスの設計
2)プロセス設計の承認(走りながら考える)
3)プロセス推進計画の作成と新規プロセスの運用
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