【出掛けたダイビング・ポイント(39) - セブ島南端 リロアン Marine Village】2018/09/02 22:24

 8/19~26の間、フィリピン・セブ島最南端のリロアンで潜ってきた。ResortMarine Village、実に18年振りであり、以前のイメージとはかなりの違いだった。先ずは周りの環境。海岸線には何もなかったのに、今は対岸への連絡船とフェリーの乗り場に挟まれており、人の行き来のど真ん中になっていた。そんな影響から、潜り方もドリフト中心からマクロ中心に。遠征で行くスミロン島も西側のサンゴが壊れているとのことでドリフトはせず、砂地のマクロ中心。ここのドリフトは楽しかったのに、やや残念。ということで、今回は徹底してマクロ三昧。シムランスもいると教えてもらい、毎日チャレンジ。シムランスとは、いわゆるHairy Shrimpで、毛に覆われたエビ。まだ、ちゃんと見たことがなかったので、期待して毎回探してもらった。見てから分かったのだが、2~3mmの大きさでゴミにしか見えない。4~5mの浅瀬の緑色の海草群のなかにいるとのことで、安全停止中に目のいいガイドが4回ほどみつけてくれた。が、海藻が揺れ、こちらも揺れ、シムランスは飛び回るで、ピント合わせは至難の業。へたな鉄砲しか方法はなく、100回ほどシャッターを押したが、エビと認識できたのはたったの2枚。こんな難しいものとは予想していなかった。

シムランス

 

シムランス

マクロになると、エビ、カニ、ウミウシが中心。オランウータン・クラブ、ピンク・スクワット・ロブスターは良く見つかり、ゆっくり撮れる。この大きさだとピントも合う。

オランウータン・クラブ、

ピンク・スクワット・ロブスター

珍しかったのはCleaning Shrimpのミカヅキコモンエビ。穴の中でホウセキキントキを掃除中。この大きさの差だと時間がかかりそう

ミカヅキコモンエビ

。ヒトデヤドリエビは、ヒトデの色に合わせるので、こんな青色。今まで見たのは赤色のヒトデについたピンク系とはイメージが違った。

ヒドデヤドリエビ

 ウミウシで初めての写真は、チドリミドリガイとモザイクウミウシ。

チドリミドリガイ

モザイクウミウシ

良く見かけるものが多かったので、今回は見栄えを意識。

ウミウシ1

ウミウシ2

ウミウシ3

 

うみうし4

今回のトピックスは、関口潜水フォトセミナー (詳しくは下記HPを参照)

https://marinevillage.wixsite.com/sekiguchisensui

Marine Villageの目玉サービスとして無料で開催されている。申し込んだゲストは、自分のカメラ(一眼レフだけではなく、デジカメでも)を使用して、撮りたい写真を宣言し、カメラの設定やストロボのセッティング等を事前に教わり、次のダイビング中マン・ツー・マンで実践し、終わると直ぐに評価・反省を行っていた。一緒に潜ったゲストはほとんど参加しで、私は参加しなかったが、説明もダイビングも同じチームなので、ほぼモグリの受講生。質問をしたり、関口師匠からストロボと水中ライトのセッティングのサジェスチョンを貰ったりした。水中写真の撮り方の実践教室はほとんど聞いたことがないし、受けたこともない。Marine Villageのゲストであれば、直前にメールで申し込めば参加可能とのことで、お勧めである。私もチャント参加したら、シムランスの写真にも眼にピントが合って初めて卒業になるとのことだった。まだまだかなり遠い。