【出掛けたダイビング・ポイント(42) - モルディブ 赤道越え(2018年のリベンジ)】 ― 2019/07/11 19:41
【出掛けたダイビング・ポイント(43) - 八丈島 コンカラー】 ― 2019/07/11 19:43
2019/6/24-29の間、八丈島でウミウシ三昧を楽しんできた。昨年6月のガイド陣の写真展でコンカラーの田中さんのアオミノウミウシの写真を拝見し、どうしても見たいと思って相談。6月においでとのことで今年お邪魔した。4.5日のダイビングですごい数のウミウシをウォッチでき大満足のダイビングだった。
『アオミノウミウシ』: アオミノウミウシは図鑑では大きくなると5cm程度とあるが、確認したものは1cm未満。本来、黒潮の流れに浮遊する流れ藻に隠れているものだが、とても小さくてダイビング中に探すことはまず不可能。有望なポイントのナズマドでのダイビング終了後にスタッフが大きくて細かい目の網で流れを何回もすくって小さなアオミノウミウシを探す。2日目にようやく確認し、バケツに入れて観測。まだ若く、成長過程のようだが、立派なアオミノウミウシ。
彼らは、流れ藻についているカツオノエボシやギンカクラゲ等の青いクラゲを食べるため全体に青くなるとのことで、下の写真は一緒にすくったギンカクラベと並べたもの。
成長するとトビウオの幼魚のようにヒレが広がるようだが、バケツの中のものでも満足した。
『顕微鏡級ウミウシ/初ウミウシ』: 2012年以来の17年振りの八丈島だが、今回はウミウシ、エビ/カニ等のマクロに徹底したダイビングをお願いした。ウミウシは、これまでのインドネシア等の南の島とは違うものを沢山見せて貰った。先ずは1cm前後の顕微鏡級のウミウシ。6月でゲストが少ないため、一人でゆっくり出来るので、TG-4の顕微鏡モードで色々挑戦することが出来たが、年寄りの目ではピントを合わせるのは至難の技で、目が疲れる。
初のウミウシも沢山確認できた。ウミコチョウ系等の変りものを紹介する。
アメフラシの眼はくっきりで睨まれている気がした。
『ゾウゲイロウミウシ』: イロウミウシ系は綺麗な写真が撮れるので人気だが、今回はほぼ一人でガイドの人と1体1なので、一つの被写体を長時間占有できる。このゾウゲイロウミウシは、移動中の20分間フォローし、延140枚以上の写真を撮った。田中さんが自らガイドしてくれていたので、ライトを当ててくれたり、カメラ・セッティングを色々試させてもらった。
どれだけ自分のものに出来たか自信はないが、貴重な経験だった。
『飛んでるウミウシ』: 移動中でも気が抜けない。白っぽいものが浮いていると思ったら、ヤマトユビウミウシだった。
別の日にも飛んでいるモザイクウミウシを確認。
自分で泳いでいるのか、波でとばされたのかはわからないが、ウミウシも結構泳ぐことがある。
『エビ/カニ、定番の魚系も』: マクロ中心なので、エビ/カニも色々見せてもらった。いわゆるロボコンはガイドの人の木の箸のケバケバにつられて穴からヒョッコリ、初めて全身の写真をゲット。
ヨコエビは小さくて自分の眼では良く解らなかったが、写真で見ると実に綺麗なモノだった。
魚系はほとんど撮らなかったが、定番のユウゼン、ナズマドのトンネルのスズメダイ等を数枚。
ナズマドでは、他のチームが40枚位のユウゼンダマを見たとのことで、同じ場所を潜ってみたが見当たらず残念。
台風の通過もあった5日間だったが、八丈島では風が強くても東西のどちらかで潜れるという大きな利点でなんの問題も無く予定の17本(八重根港x1、ナズマドx7、局長ヶ浜x1、イデサリx1、底土x3)を潜ることが出来た。28日は飛行機や船が欠航したのに、水中は実に静かでのんびりと楽しむことが出来た。
お世話になったコンカラーでは、3人のメイン・ガイドと一人のアシスタントの体制で、実に行き届いたサポートをしてくれる。多い日で5人のゲストだが、ほぼ毎回1対1でガイドをして貰った。それぞれのゲストに合わせてポイントは同じでも潜り方は違うという方式で全員が満足していたように思える。アフター・ダイブでも写真を見ながらウミウシ、エビ/カニの名前を確認や良い写真の撮り方も色々サジェスチョンを貰うことが出来、充実した5日間であった。 次回は来年9/10月にチャレンジする予定。
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