【出掛けたダイビング・ポイント(44) - インドネシア レンベ NAD Lembeh Resort】2019/09/19 08:18

 8/28-9/4にインドネシア レンベで楽しんできた。このところ毎年訪れており、今回で8回目とお世話になっている。水温27℃台で、5mmウェット+3mmベストで何とかOK。この時期が一番寒い。場所によっては25~6℃になると言われたが、幸い27℃以下はなし。

ここでは、Muck Diveと称する泥砂でのマクロが中心。

  • ウミウシ

    これはレアモノらしい。ガイドがやっと見つけたと大興奮のウミウシ(Miamira aleni アレンウミウシ)

ウミウシ1
  • 好みのメリベウミウシにEmperor Shrimpがしがみついていた。

メリベウミウシ
  • その他、子犬みたいなもの、ハルゲルタ系のカップル、きれいなブチウミウシウミウシ2

ハルゲルタ
  • ブチウミウシ

  • ・エビ・カニ等々

  • カクレエビ系は上手く撮れると嬉しい

カクレエビ
  • 。エビ系の英名は勇ましいものが多い。上述のEmperor Shrimpもそうだが、こちらはTiger Shrimp

タイガーシュリンプ
  • どちらも数cmの小さなエビなのに。

    ガザミは横にいるとハサミで攻撃してくることがあるが、前から寄るとハサミを上げるだけで何もしない。

ガザミ
  • もうすぐ生まれそうなハナイカの卵をVideo Modeでじっと待っていたが、ハッチアウトの瞬間、驚いてちょっと動いたら、電源がOff。悲しいかなVideoは保存されていなかった。生まれた直後のハナイカ。

ハナイカ
  • ずっと撮りたかったVideoなのに残念。

    魚でもこういうのはみんな寄ってくる。 アカククリの幼魚、

アカククリ
  • ラノピアス、

ラノピアス
  • このヘアリーフロッグフィッシュは毛むくじゃら、前が見えないのでは。

Hairy Frogfish
  • その他、チューリップ畑みたいなきれいなイソギンチャク系。上を通ると同時に全部隠れる。

チューリップ畑
  • こちらはワイン・ボトルみたいなホヤ系。

ワインボトル
  • ブラック・ウォーター ダイブ

    2回目のブラックウォータ・ダイブに挑戦。ナイト・ダイブだが、中層に漂う浮遊系生物をライトを当てて集めて、クラゲやプランクトンに加えてエビ・カニ、タコ、魚類の幼生が浮遊するものを観察するもの。

     写真を撮るのは極めて難しい、浮遊生物は漂っているので動きはまったく読めない。ファインダーを見ながら追うことになるので、焦点をあてる余裕がない。Focus Lockで撮れと指導されたが簡単ではない。追っかけていると浮いたり沈んだり、他のダイバーとぶつかったりと大変。1時間程度で撮れたのは一握り。

    これは、ワンダーパス(タコ)の幼生らしい。

ワンダーパス
  • モンハナシャコの幼生

モンハナシャコ 幼生
  • こちらが大人。

モンハナシャコ 親
  •  NAD Lembeh Resortでは人気で、ほぼ毎晩挑戦可能で、最近は参加者も多いとのこと。図鑑もまだないので、何の幼生か解らないことが悩みらしい。

     

    NAD Lembeh Resortでは色々の国からのDiverが訪れる。今回一緒になったDiverは、韓国若手女性2人,イタリアからのカップル、シドニー在住の日本女性、オーストラリアからのカップル、ジャカルタに家族が住んでいるというオランダ男性、イングランド男性と日本女性のサンフランシスコ在住のカップル、サンフランシスコ在住のインド男性と国際的。みんな社交的で下手な英語にも付き合ってくれる。韓国の若手女性とも普通に年寄りと娘の会話。が、時々微妙な会話もある。今回は福島の汚染水の処理に対する懸念が話題に。ラグビーのW杯やオリンピック2020を契機に日本の現状もよく知っている。タンク満杯の汚染水を海に流すことを心配する人も何人かいた。突っ込んだ議論にはならないが、捕鯨も含めてちゃんと勉強しておく必要がある。

    今回の最大のトピックスは、アリゾナからの中年女性。両足が義足のDiver。別の船をチャーターしていたので、一緒に潜ることはなかったが、我々と同じようなポイントで潜っていた。普通のフィンでGoProを使用していたので、ほぼ同じように潜っているようだった。食事は一緒なので、時々話をしたが、元気旺盛。聞くと、ダイビングを始めてから2年後に義足生活になったが、ダイビングの継続を決意。義足者のための研修やHow-toものも無いため、試行錯誤でやや苦労したが、いまは大いに楽しんでいるとのことだった。Lembehには2週間以上の滞在予定で、その後は別の島に行くとのこと。裕福であることが必要とは思うが、そのヴァイタリティには感服である。

     

    ガイドのチーフと相談し、来年は10月下旬/11月上旬で計画する。水温が29℃前後で、低水温で見れる生物がまだ残るとのこと。