【出掛けたダイビング・ポイント(20) - インドネシア・レンベ】2013/11/24 22:34

 2013/11/11-11/18の間、インドネシア スラウェシ島 レンベに出掛けてきた。Muck Divingで変った生き物を目指して多くのダイバーが集まる海峡で、6回目の訪問、滞在したNAD Lembeh Resortは3年連続で御世話になる。NAD Lembeh Resortは、最大28名のゲストというこじんまりリゾートでレンベ地区では最もリーズナブルである。今回も1人部屋、7泊8日、6日間18本のダイビング、ナイトロックス使用料($20/日)も含み計$1300という気持ちの良い支払いであった。部屋はそれなりの設備だが、食事はなかなか美味しい。おまけに今回は3年連続だったせいか、オーナーの好意でバンガローにアップグレードして貰った。

 初日は24名のゲストでほぼ満席状態、ボートも3隻の利用になった。我々のボートは、リブリーザーの研修チーム3名と、ドイツx1、シンガポールx2、日本x1という組み合わせで、ガイドが2人。その後も毎日ゲストが入れ替わったが、基本的にガイド1人にダイバー2~3人でゆったり、のんびりのダイビングをすることが出来た。

 11月は透明度が上がると聞いてこの時期に来たが、Muck Divingにはさほどの差は無かった。今回初めてレンベ島東の外洋に出ることが出来たが、流れも無く大物も魚影も少なく、やはりレンベではMuck Divingに徹すべきと確認できた。大物や魚影を求めるのであれば、メナド近くのブナケンとの組み合わせが良いと思う。

 今回の最大のトピックスは、カメラの不調。何らかの理由で、カメラの上部に水が付着し、電源ボタンが効かなくなった。Offに出来ないので液晶が付きっ放しでバッテリーの消耗が激しい。1本のダイビングでバッテリーが無くなる。バッテリーを取り替えて潜ったら、On/Offの繰り返しになり、写真は取れない。結局、このバッテリーは使用不可で、1日に1ダイブ分しか写真が取れなくなった。早速、帰ってから、オリンパスのサービス・センターに修理依頼。やはり、水の付着で電源ボタンは故障し、あちこちにサビも生じていた。現在修理費用の見積もりを待っている状態だ。どこから水が入ったのかまだ良く解っていない。今回もシリカゲルがかなり湿っていたことがある。カメラの修理が出来るようだったら、プロテクターの耐水テストをしてもらえるかどうか確認しようと思っている。

 海の中でのトピックスは、定番のMimic Octopus, WonderPusBlue Ring Octopus は見ることが出来た。

Blue Ring Octupus

肝心のMimic Octopusはカメラの無い時で写真は無し、やや残念。願望のMelibe Pilosaというウミウシは一生懸命探したが見つからず、次回持ち越し。ウミウシは、20cm位のデカモノのトゲアメフラシと1cm未満のテングモウミウシが代表格。


テングモウミウシ
トゲアメフラシ

レンベでの小物探しは、ほとんどガイド頼りなのだが、両方とも自分で探せたので気分がよかった。特に、テングモウミウシはいそうな緑の葉っぱを一枚ずつ調べた結果であった。その他、エビ・カニも多く見たが、小さすぎてピントが合わずで、まあまあの写真は私の目でも見えたものだけだった(トガリモエビ、エンペラー・シュリンプ、コールマン・シュリンプ)。

トガリモエビ

 

エンペラー・シュリンプ

コールマン・シュリンプ

子持ちモンハナシャコ

11月に来たのは初めてであったが、なんとなくウミウシやカエルアンコウの数は少ないように感じた。カエルアンコウもオレンジの大中小を見ただけで、Hairy Frogfishや他のカエルアンコウは見つけられなかった。 7月の方が面白かったように思うので、次回はまた7月にしよう。

 

 さて、今回も色々な国のゲストと一緒になった。前半は、香港、シンガポールからのゲストも多かったが、後半は欧米勢+日本x1の状態だった。相変わらず、食事中などで皆がわーわー議論していると理解できず、だんまり状態で、時々日本ではどうだと振られると何を会話していたのか聞きなおしてから応える状態だ。 1対1などの少人数だと相手が気を使って少しゆっくり話してくれるので、何とか会話が成り立つ。そんな中、後半一緒に潜ったチェコのおじさんとスイスのお姉さんと色々話が出来た。特にチェコ人といっしょになったのは初めての経験でなかなか楽しかった。面白かった話題は、ダイビングなどのアクティビティ。私の場合は定年後時間が自由になったので、ダイビングにかなりの時間を掛けているが、ヨーロッパでは多くの人が、現役の頃から色々なアクティビティを楽しむとのこと。スイスのお姉さんはダイビング以外にハンググライダーを楽しんでおり、いつもスイスの山の良い景色の中を飛んでいるとのことだった。スイスでは何処に行っても綺麗な景色を見られるので、海外へ行く時はレンベのように変ったところに行くことが多いと言っていた。チェコのおじさんも色々なアクティビティをしているが、ダイビングでもチェコの湖やバルト海に潜り(当然ドライスーツで)に行くとのことであった。今までも気になっていたが、2人に比べると、ダイビング以外にアクティビティ的な趣味は無い。いつも何か無いかなとは思ってはいたが、積極的に探すことはしていなかったので、これを機に色々候補を探してみよう。