【出掛けたダイビング・ポイント(23) - メナド/レンベ (インドネシア)】2014/10/13 16:36

 9/24/2014から10/5/2014までインドネシアの北スラウェシのメナドとレンベで潜ってきた。メナドは4回目、レンベは5回目になる。スラウェシ島の北端になり、メナドは西側、レンベは東側に位置する。メナドでは、ブナケン島にワイドのポイントがあり、ウォール・ダイブを楽しめるが、残念ながら透明度が悪く、潜っても中層での魚の群れは見えずで、結局壁際で小物探しが中心。3日目にレンベ・ツアーがあるとのことで、¥4,000の追加でそちらに参加した。

 そんな訳で、今回は小物を探しまくるダイビングになった。特に、レンベに移動してからは珍しく6名の日本人ダイバーと一緒になったが(宿泊したNAD Lembeh Resortで初めて日本のダイバーと一緒に)、無類の小物好きで、こちらも毎回必至に目を凝らしてのダイビングで目が疲れた。レンベでの初日は、エアの消費が早く45分で浮上、一番長い人は75分で30分の差になり、大ショック。寒さの影響あり(水温は27℃)と聞き、翌日から2mmWet3mmVestを着用し、ナイトロックスの利用も深場が長めになるのでエア・タンクに切替。ようやく人並みで、一番長い人と15分差に。それにしてもエアの消費は早い。キックが多いと呼吸が速くなる。これまで仕事が多く、ジム通いが少なかったことも原因かもしれない。仕事も一段落なので、これからはジム通いも元のペースに戻す。

 見れたものはウミウシ、エビ・カニが中心。魚類も泳いでいるものではなく、底を這っているものばかり。

今回のベストはこれ。良く見るものだが、俗称シンデレラ・ウミウシで実にきれいで、中々良く撮れた。

シンデレラ・ウミウシ

初めてのウミウシ。1枚目(Phyllodesmium karenae)はじっくり見るとなかなか綺麗。


2枚目(Tritonia sp )は、見つけたかったウミウシの一つ。残念ながらピントがあってなかつた。

Tritonia sp

3枚目(Lobiger souverbii)は、正しく無いかもしれないが、下記で確認するとこの学名が近い。

 ウミウシは、”Nudibranchs and Sea Slugs Genus” を検索して確認している。写真が多く比較して検索できるので一番使い易い(ウミウシの名前は学名になるが)。ご参考までに、URLは下記。

http://www.nudipixel.net/genus/

 残念ながら、今回もMelibe Pilosaは見つけられず。前週に見掛けたとのことで同じポイントにつれていって貰ったのだが発見出来ず。また次回に持ち越し。

 エビ・カニは定番のものを一通り見ることができた。コロール・アネモネ・シュリンプは全身を撮ることができた。

コロール・アネモネ・シュリンプ

Emperor Shrimp(和名:ウミウシカクレエビ)はやや大きめのウミウシ背中にいた。Emperorというのに1.5cm強の小ささ。

エンペラー・シュリンプ

 変ったものでは、シー・スパイダー。1cm程の甲殻類。見た目ではゴミ。

シー・スパイダー

グリース・パイプフィッシュ。この写真では解り難いが、ヨウジウオの一種。25m程の深場で、背中に緑色の葉っぱが付いているような感じで初めて見た。

グリーン・パイプフィッシュ

 全体に汚い海だが、こんな綺麗なものもある。Sea Anemone(イソギンチャク)の一種と思うが、波に揺れているとなかなか美しい。

 

動画はYouTubeにアップしました。

http://youtu.be/z33cCnfWoT8

 今回利用したCocotinos Menado, NAD Lembeh Resortともこじんまりしており、 After Diveに色々の人と話が出来るのも楽しい。6人の日本ダイバーはさておき、印象に残った一期一会。

  1. レンベで会ったスイスからのお父さん。一人だったので、結構話をした。奥様との約束で1年に2週間ダイビングを楽しむとのことで、毎回真剣に潜り、丁寧に写真を撮っていた。良い写真が撮れると皆に見せて楽しんでいた。同じ被写体でもこちらの倍ぐらいの時間を掛けていた。後ろで待っている時は少しイライラするが、後で写真を見せて貰うと納得できる。比べるとこちらの撮り方は実に淡白だと思える。最近なかなか良い写真が撮れないと思っていたが、これが原因のようだ。見習ってもっと真剣に撮ろう。

  2. メナドで会ったシンガポール在住のお父さんと双子のお嬢さん。イギリス系の愛想の良いお父さんと実に可愛らしい20才ぐらいの双子の娘さん。このところ、20才ぐらいの可愛い女性と話をする機会は皆無だったので、少しの時間だったが、若返った気持ちになれた。2日だけしか一緒に潜れなかったのが残念。

  3. メナドで会ったオハイオから来ていた実に品の良いお母さん。初めて会った日に向こうから「オハヨウ」と声を掛けてくれた。オハイオから来たからねとニッコリ。てっきりご夫婦で来たと思っていたら、彼はダイビングに来るときの友達でテキサスからでメナドで待ち合わせしたとのこと。齢は同じ位と思えたが、激しい流れの時も平然として落ち着いたダイビング・スタイルだった。帰りのフライトが同じと解り、空港でまた会いましょうと別れたが、空港でお母さんからまた声を掛けて貰った。デルタのマイレージなので、成田経由で帰るとのことで、シンガポール空港で「またね」とお別れした。

  4. シルク・エアのスタッフ。シルク・エアでメナド到着時にロスト・バッゲージとなり、荷物が2日遅れになった。シルク・エアの対応は、2日間の滞在のために100万ルピー(約8,000円)の提供と2日間のレンタル器材費用の支払と納得できるものであり、ホテルに荷物を届けてくれたスタッフに加えてシンガポールに荷物が残っていたことの確認と荷物を届ける時間をホテルに連絡してくれたらパーフェクトだったのにと注文したら、上層部に連絡しますと約束して貰った。帰りの便のチェックイン時に、来るときにロスト・バッゲージになったので、帰りの便では大丈夫だよねと確認したら、カウンターのお兄さんがあーと声を上げ、「その荷物を届けたのはオレだよ」と言われ、お互い顔を見合わせ、握手をしてゲートへ。その後ゲート待ちをしていたら、彼が現れ、eチケットを忘れていたと届けてくれた。これでアイコと言ったら、今度は何時来るか、その時は声を掛けてくれとのこと。来年また来る積もりので探してみると約束。

     

    次は、11月末か12月初めに出掛けたいがまだ未定。何処にするかこれから検討するが、今度は真剣に潜るつもり。




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