【出掛けたダイビング・ポイント(10) - インドネシア アンボンでのダイビング (2)】 ― 2011/12/16 20:58
今回のアンボンでのダイビングは、変ないきものを探すMuck Divingで5日間ともマクロレンズ(45mm LEICA DG MACRO ELMARIT)に挑戦した。確かに今までは諦めていた1cmほどの小さないきものも写すことが出来たが、ピント合わせは大変で、ウミウシでも斜めになっていると前後ともピントを合わせるのは困難だった。当然のことなのであろうが、数倍のズームレンズで撮っているようでカエルアンコウを写そうと思うと後ろに下がらないと全身が写らず、慣れるのに時間が掛かった。
マクロに挑戦したことでの初めて見た生き物: 自分の目では良く確認出来なかったものがなんとか写っていた。
1. ワレカラ(Skelton Shrimp)を初めて確認した: 以前に会った若いダイバーがタルマワシやワレカラを探すのが楽しみといっていたことを思い出した。これまでは1~2cmの小さなものは、ガイドが教えてくれても見向きもしなかったが、今回ピントは合っていないもののどんな生物なのかは確認できた。
2. ダルマハゼ(Redhead Coralgobies): サンゴの中をチョロチョロ動き回っており、ピント合わせは大変。数多くシャッターを押し、やっと数枚確認が出来た。目でみて解らなかったが写真で見ると可愛らしくヌイグルミのようなハゼだった。
3. デンジクダイ系幼魚: ガンガゼの中で10~20匹がうごめいていた。写真で見ると大きな目をしており、デンジクダイ系の幼魚とのこと。
その他、ライノピア(Rhinopia:ボロカサゴ系)、カエルアンコウ、ニシキフウライウオ、各種エビ・カニ、ウミウシはほぼ毎回確認できた。特に対岸のTalake村のポイントはウミウシ天国で砂地のあちこちで5cm前後のウミウシをポコポコ見つけることが出来た。ウミウシ好きな人であれば何回も潜りそうなポイント。しかしお目当てのサイケデリカ(Maluke Frogfish)は、昨年5月以降見つけることが出来ないとのことで真に残念。
レンベと同様狭い地域の浅場をじっくり探しながらのダイビングでエアの消費は少なめで、ナイトロックスを背負って毎回70~80分潜っていた。ガイドもここの海を良く知っており、色々なものを探してくれて5日間堪能した。 レンベは海峡なので干満の流れが一方向だが、ここは狭くて長い湾のため、真ん中と岸寄りで流れが逆になるが、地形等で複雑でシャッターを押す時に身体を安定させるのが難しい。マクロレンズだと少しの揺れでピントがずれる。特に、好みのニシキフウライウオでは、少しずれると海草等にピントが合い、文字通りゴーストの写真が多かった。やはりマクロは難しい。動画にすると少し距離が変わるとピントボケになる。従って、今回のビデオは短めでウミウシの写真が多め。
https://skydrive.live.com/?cid=b759b713f36e7387&id=B759B713F36E7387%21109
レンベの経験でマクロでは次の3点が大事と確認した。
1.AutoではなくManualで: 今回は全てManualで撮った。
2.フアインダーの活用: 試してみたが、数cmの距離でのファインダーは着底しない限りは無理だった。
3.脇を締め、出来れば着底: 今回も着底せず指で支えて撮ったが、Managerから手袋もしていないので危険度を考えて指し棒を使用したらの提言。確かに検討の価値がありそうだ。
今回でも5日目には少し慣れたような気がする。次回のマクロはより上達を期待しよう。
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