【出掛けたダイビング・ポイント(26) - PNG(パプア・ニューギニア) ワリンディ】2015/06/01 20:36

5/16(土)~5/23(土)の間、PNGのワリンディに出かけてきた。PNGは10回目だが、ワリンディは初めて。

PNG Map

ワリンディ Map

ワリンディは、PNGの北部にあるNew Britain島の北側に位置する。先日PNGで大きな地震が発生したのは、この島の南部でワリンディでは何の揺れもなかったそうだ。ワリンディは大きなキンベ湾の中にあり、ポイントは湾の中になるので、比較的穏やかとのことである。 今回は風もなかったため、どのポイントでも流れも無く易しいダイビングだった。基本は朝8時にスタートし、昼食を挟んで3本のトリップになる。1本目は沖側の根のポイントで、その後戻りながら徐々に浅場で潜ることになる。

 見れたものは、根のポイントでは、バラクーダやキンガメアジの群れやGrey Reef Shark。 

バラクーダの群れ

ギンガメアジの群れ

 浅場のポイントでは、各種のスズメダイの群れやエビ・カニ、ウミウシ等のマクロ系になる。

浅場のサンゴ

サンゴ群はなかなか見事であり、そこに群れるスズメダイは極めて元気であり、色々な種類のスズメダイの群れが舞っている様は見ていて楽しい。残念ながらスズメダイの群れの写真は難しい。結果、動画での撮影でここでは省略。マクロ系では、初めてのミガキブドウガイ系やエビ・カニ。

ミガキブドウガイ系ウミウシ

アカエリサンゴガニ

イソバナカクレエビ

ヨツハモドキ?

 今回利用したのは、Walindi Plantation Resort。名前のようにPalm Tree Plantation 地区の海側。山側はだだっ広い整然と管理されたPalm Tree の林。最近、世界的にPalm Oilの需要が堅調でPNG中から実を収獲する作業要員が集められているようだ。

ダイブ・ショップも併設され、日本人ガイドの恵子さんがサポートしてくれる。今回、ダイバー・ゲストは一人だけで、毎回贅沢なダイビングだった。 Resortは、全体に高い木々の濃い緑に囲まれており、朝は色々な鳥の鳴き声で目を覚まし、夜は蛙の鳴き声が加わるという自然の中。 全くの癒しの一週間だった。

バンガロー近くの道

 

トピックス1:

 Resort の近くに、ガーブナ火山がある。前週に新しい噴煙が上がったらしい。ダイビングに出かけるボートから良く見える。登って見てきたというオーストラリアからのゲストの話では、片道3時間で近くまで行けたが、レインコートを着ても灰だらけになったとのことであった。最終日に火山の麓にある Hot Riverへ。車でPalm Tree Plantation の中を横切りながら40~50分ぐらいで到着。Hot Riverと言っても、かなりぬるめでのんびりしたいが、流れもあり体制の確保に力がいる。15分位で出たら、上は蚊がいっぱいで、早々に退散。日本の秘境とはだいぶ違った。

ガーブナ火山

Hot River

トピックス2:

 PNGへの旅行は毎回フライトのトラブルに遭遇していたが、今回は私にとって初の快挙。 国際線・国内線の往復とも全て時間通り。Air Niugini も遂に大改革かと思ったが、たまたま乗客も少なかったからのようで、根本はそれほど改善されていないようだ。確かにフライトは問題無かったが、その他のサービスでは相変わらず。

  1. 入国時のVOA(Visa on Arrival)の手続きで2時間。今まではそれほど時間が掛かった印象は無かったのに、今回はひどかった。1人当たり5~10分掛かり、担当のお兄さんは汗びっしょり、パニック気味で肝腎のVISAの貼り忘れの人もいた。貼ってないと出国時に密入国の疑いも生ずるので要注意だ。

  2. 国内線の帰りの便でシステム・ダウンのようでずっと待たされ、チェックインの開始は40分前。カウンターの前のポスターに遅くとも30分前にはチェックインするようにと掲示されていたのに。結局マニュアルで発券。私の前の人は手書きの搭乗券を貰ったのに、こちらはE-Ticketに手書きで座席番号とFlight Noを記入しただけ。確かにこれで充分とは思うが、仕事で来た人だと清算時は困るのではと思ってしまう。後で聞いたらそれほど不思議ではないらしい。

  3. 以前からMileage Card (Air NiuginiではDestination Card)を作成し、いつも登録して貰っているが、真面目にポイントの付くことはない。単に ”Cardを持ってるよという意思表示の目的しかない。

     今後もそれほど改善されるとは思えないので、「郷に入れば郷に従え」と命じ、注意して色々確認することが必要と思っている。

    トピックス3:

     以前にも紹介したが、ダイビング旅行では、行き帰りともダイビング・バッグ26Kgとカメラ・バッグ14Kgの計40Kgをエレベータ無しの5階まで持ち運びしている。今回も行きは下りで比較的楽に運んだが、帰りの登りを3階で息継ぎの休憩をしたら、女房殿に笑われた。確かに、いつもは何とか5階まで息絶え絶えで運んでいた。5階までの持ち運びが出来なくなったらダイビング終了と言われており、ややピンチである。体力維持に努力するか、荷物を減らす工夫をするか考えねばならない。
     今回のダイビングで、3日目の1本目終了後、背中が押されたような感じで息苦しくなったので、2本目以降をスキップすることにした。減圧症の可能性もあるのではとのことで、帰りの50分程の間、酸素を吸入し、部屋で休息。ほぼ回復したので、4,5日目は15M以内の浅場でのダイビングにした。今回、無理なダイビングや激しいダイビングはしていないのだが、体力の衰えは否定できない。これからは無理なダイビングはしないこと、ジム通いの継続での体力維持を改めて決意した。

     

     さて、次回はどこにするか? また楽しんで考える。