【出掛けたダイビング・ポイント(8) - インドネシア レンベ (2)】2011/08/06 15:48

 レンベでのダイビングは、Muck Diving(Muckは汚い泥)と称して、兎に角下ばかり見て変な生き物を探すことになる。毎回60分以上で(今回の最長は78分)、10M-25Mの海底を泥をかき回さないようにそっと這いつくばる様に探す。

先ずは魚だが、中層や表層の泳ぐ魚にはほとんど見向きせず、海底を歩く生き物を探す。Frogfish(カエルアンコウ)はお目当ての一つであったが、今回は数も少なく、小振りのものばかりで、季節が違ったのかも知れない。次は、Scorpionfish(カサゴ系)。色々種類があるが、歩く魚でヒレが足のように変形している。

アンボン・スコーピオンフィッシュ

中には鮮やかな色のものもいるが、今回は地味なものばかりだった。極めつけはStone Fish(オニダルマオコゼ)で、名の通り石と見分けが着かない。身体の向きを変える時も身体を上下に跳ねるという横着振りでほぼ動かない。 

オニダルマ・オコゼ

 今回多く見たのは、タコ、エビ・カニ、ウミウシ、ニシキフウライウオであったが、タコ以外は小物が多く、マクロへのチャレンジだった。しかし、上手く撮れたものは少なく、カニ・エビの多くは拡大・トリミングの結果。

 ウミウシやエビ・カニは、地味な泥の海の中で、小さいが鮮やかで派手なものが多く、探すのも結構楽しい。ウミウシはマクロレンズを使わなくても撮れるものが多く、見栄えの良いものを見ることが出来た。

イロウミウシ系

ゼニガタフシエラガイ(ウミウシ)

これもウミウシ

エビ・カニはマクロレンズが必要な小物が多かったが、ガイド一人にゲスト1~2名で、今までよりも真剣にじっくり写真を撮ることができた。

キンチャクガニ

Pink Squat Robster

帰ってからマクロ写真の撮り方を確認してみたら、次の3つを守れとあった。

1.       AutoではなくManualで: ハイ、Autoでした。ワイドだとAutoでもそれほど問題が無く、Manualをセットする時間が勿体無く、Autoで撮ることが当たり前でした。完全に納得です。

2.       フアインダーの活用: いつも液晶ビゥアーを利用していました。ちゃんとファインダーも着けているのに。ファインダーを覘いて、ジックリ焦点を確認して撮ることが重要と納得しました。一緒に潜っていたスペインの先生はマクロ好きで、聞いてみたら私の半分程度しか写真を撮っていませんでした。

3.       脇を締め、出来れば着底: これは大きな課題。6,7年前に私の師匠と思っているプーケットのガイドの人から砂地もサンゴと同じで着底はすべきではない、左手の指で身体を安定すれば良いと教えられていた。これだとデンと構えてじっくりシャッター・チャンスを待つのはなかなか難しい。

「着底せず」は可能な限り続けたいので、1,2を守って再度マクロにチャレンジしたい。砂地に着底していたらサボッテいると思ってください。

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