【その他雑感(14):「働き方改革に向けて-伝統的多段階組織終焉の勧め」をまとめました】 ― 2017/04/04 08:04
「働き方改革に向けて-伝統的多段階組織終焉の勧め」という資料をまとめてみましたので、興味のある方は参照ください。
下記のDropboxをアクセスしてください。Word 文書で 36 Page 1.3Mbになります。
https://www.dropbox.com/sh/dg8k3qfpcj1u4pp/AACmQkmfxTpbySFBHPs4N09Na?dl=0
Download 出来ない等の場合は、下記にMail 下さい。
序文と目次を紹介します・
序
1990年代初めのバブル崩壊後、安定成長期が終了し、低成長時代に突入した。同時に年功序列の考え方も終焉し、従来からの伝統的多段階組織の役割は終了したと考える。
伝統的多段階組織は、高度成長期に始まり、安定成長期までの間には方針の徹底やビジネス拡大に向けての全社でのベクトル合わせ等に大きな役割を果たしてきた。年功序列制度を維持するために、出来るだけ多くの管理職ポジションを確保するという点にも大いに貢献してきた。
しかしながら、バブル崩壊後の低成長時代では、この伝統的多段階組織は色々の弊害の原因となっているのではと思われる。即ち、激しくなっている市場の変化に対応して要求される経営スピードの確保が困難であり、グローバルに比較して低レベルの労働生産性の大きな原因になっていると思われる。
第一章では、それらの大きな課題の背景とどのような対策を検討すべきかを整理し、第二章では在るべき組織の考え方と同時に展開されるべきあるべき仕組みや制度等を整理する。
既に多くの業種や企業で既に実施済みの項目も多く含まれていると思うし、容易には展開が難しいものもあると思うが、企業の生き残りのためには出来るところから実施すべきではないかと考えている。また、当資料はIT産業に在籍し、1990年代に世界レベルでの大規模な社内改革に従事した経験と入社後数十年の主として製造業のお客様を担当してきた経験に基づいてまとめたものであるため、偏ったものであり見当違いのものもあると思うので、参考になりそうな項目を選択して確認頂きたい。
作成者 古屋 尚文 作成日 2017/04/02
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作成者プロファイル
1965 : Systems Engineerとして入社(名古屋)
1965~1994 : SE, SE Manager, Sales Manager等として従事
1995~2002 : 業務改革推進にて社内改革に従事
2003~現在 : プリモD等のパートナーとして営業系研修を担当
目次
第一章 伝統的多段階組織の課題
課題の背景と対策1: 低成長時代に要求される経営戦略の対応
課題1: 低成長時代に要求される経営戦略・更新に対応できない
対策1: 低成長時代に対応した経営戦略立案・更新の仕組み・体制
課題の背景と対策2: 労働生産性の停滞
課題2: 労働生産性の停滞
対策2: 労働生産性の向上を全社的に意識・工夫する
課題の背景と対策3: 低成長時代に対応した社内プロセス改革の必要性
課題3: 高成長時代に対応した重厚長大な社内プロセスではコスト・工数がかかり過ぎる
対策3: 社内プロセスの単純化・簡素化/全社共通化
第二章 あるべき組織構造と仕組み
エンパワメント・レベルの浸透
エンパワメント・レベルとは
エンパワメント・レベルと業務目標
二方向経営戦略
トップダウン+ボトムアップの戦略展開
激しい市場やお客様の要望の変化
二方向展開における管理者の役割
全社最適化への転換
部門最適化 対 全社最適化
全社最適化で実現すべき項目
社内・外プロセスの最適化
「End to End」プロセス設計:お客様の要望するスピードと品質向上の実現
社内・外のプロセスを「End to End Process」で最適化 (Value Chain)
統合戦略の立案・更新の「End to End Process」
組織の在り方・ワークスタイルの在り方・昇進/昇格の在り方
組織の在り方(フラット化組織)に求められる改善
ワークスタイルの在り方
昇進・昇格の在り方
評価の在り方
管理者の在り方
管理者の役割の変化
要求される資質と管理者の意識改革
改革推進における管理者の役割
プロフェッショナル職の在り方
プロフェッショナル職の役割
部門資産/企業資産としてのプロフェッショナル職
プロフェッショナル職の意識
スキル重視の仕組み(スキル管理プロセス)
ITを徹底して活用した情報管理の在り方
最適化された社内・外プロセスのための情報システム
情報管理の在り方/情報システム部門の役割
IT系プロフェッショナル職の在り方
IT投資の現状:日本対米国
変革への推進体制
終わりに
人手不足への対応
【その他雑感(13): 10年プロジェクト】 ― 2013/08/29 07:47
2013年も既に8月末、年を取ると1年が早いと言われるが、確かにあっと言う間である。年初に70代の10年プロジェクトはダイビングの継続と古代史の勉強とした。
40代になった頃、お客様の役員の方から10年プロジェクトを勧められた。仕事でも趣味でも構わないので、一つの事を10年続けなさい。10年継続するとそれなりに達成感もあり、そこそこのレベルまで到達するはずであり、10年あるので焦る必要も無いですと教わった。
そこで40代は、そのお客様が音響メーカーであったことから、アンプ、テープ・レコーダー、スピーカーを購入し、当時流行りになっていたFMのエア・チェックを始めた。要はFMから好みの曲を録音し、自分なりのカセット・テープを作成することである。当時のNHKのFMはアナウンサーの曲の紹介は音楽とは重ならないようになっていた。日曜日にFM雑誌から好きな音楽の放送を1週間分選択し、タイマーをセットし、カセット・テープに録音する。週末に好みの曲だけ抽出して曲を貯めていくことになる。一番忙しい年代で、週末の出勤もちょこちょこあったが、10年継続し、作成したカセット・テープは約2000本。今では、テープ・レコーダーも廃品同様で当時のテープを聴くことは無いが、好きなジャンルであるジャズ、女性ポップス歌手、クラシックの好みの演奏家や歌手は大半この10年で出会っている。
50代では、古代史(世界史)の勉強にチャレンジした。世界での民族がどのように形成されていったのか興味があり、参考書になりそうな本を色々集め、民族の移動を整理しようとしたが、3~4年で中断。今考えると、幅が広すぎて散漫になり、表面的になった結果と思っている。途中からは、50歳で始めたダイビンクを楽しむことにした。最初の3年ほどは夏休みだけの毎年ビギナーをしていたが、必要な器材も購入し、真剣に中性浮力を取れるよう教えを請い、まあまあのスキルを身に付けることが出来た。
60代では、ダイビングの継続を決め70歳までに1000本到達を目標にチャレンジし、結果7年で目標を達成した。加えて、定年退職したことから、投資計画も考えることが必要と考えて、株のテクニカル分析を勉強することにした。毎週土曜日に3ヶ月間、テクニカル分析講座に通った。先生は元証券会社の営業マネジャーの人で、実体験に基づいた話が多く、中々楽しい講座だった。60代の10年間、定期的に情報提供(もちろん有料で)もして貰い、良い勉強が出来、ボケ防止に大いに役立ったと思っている。残念ながら、リーマン・ショックで利益は無くなり、老後の資金確保の夢はほぼ消えていたが、アベノミックスで再び夢の実現を願っている。
70代になり、ダイビングを80歳まで継続することにした。女房殿との約束で、ダイビング器材、カメラ器材等の約40Kgをエレベーター無しの5階から担いでいけなくなったら止めると宣言しているので体力の維持は必須であり、週3回ほどのジム通いを続けている。
加えて、50代に中断した古代史の勉強を再開することにした。今回は、先ず、メソポタミア文明を中心に古代文明の形成、特に狩猟民で発散していた人類が農耕民を中心に集落を築き、都市化、文明形成、国家建設に至る過程を勉強し、その後民族形成、民族移動、特に中央アジア、の歴史を追求してみることにしている。
80代の10年プロジェクトは、映画三昧、読書三昧と決めて、色々貯めこんでいる。集めている本はほぼ全て海外ミステリーで読み終わった本から面白かった作家を選んで現在700冊ほど、映画は洋画を中心に400本以上。これからの10年でまだまだ貯めていく予定。洋画の中で、大好きなジョン・ウェインものが約60本。その中で字幕なしが10本。なんとかこの10本もこなしたいと思っているが、残念ながら現時点では字幕無しではジョン・ウェイン達の英語は理解困難。70代でヒヤリング・レベルを上げたいとは思っているが、現時点ではまだ見通し無し。暇はたっぷりあるので、現在1000時間ヒヤリング・マラソンに挑戦中。
10年プロジェクトはゆるいチャレンジであり、気楽に挑戦でき、それなりに達成感が得られる。オジンの年齢になるとなかなか良いものである。皆さんも現在継続しているものを10年プロジェクトと宣言してみることをお奨めする。
【その他雑感(12)-秋田内陸線での紅葉巡り】 ― 2012/11/10 09:32
10月28日~30日と秋田内陸線を利用して紅葉巡りをしてきた。ダイビング以外の旅行ブログは初めてだが、あまりに見事な紅葉だったので記録することにした。
秋田内陸線は図の通り、角館から鷹巣まで94Kmの実に楽しい路線である。通常は1両編成だが、紅葉などのシーズンは2両編成になる。今回は地元の観光客も多くほぼ満席。観光バスなみにガイドさんが要所要所を紹介し、見所ではスピードを落とし、右を見て、左を見てのガイドさんの掛け声で乗客がみんなカメラを抱えて移動する。ガイドさんとのやりとりは秋田弁でローカル色満載。ガイドの合間は売り子に変り、名産品を売り歩く。買った乗客からこちらにもおすそ分けが来る。車窓からの景色も見事だったが、車内の雰囲気も実に楽しい2時間だった。
今年の紅葉は例年より1週間以上遅いと聞いて、10月末を選択したのが大正解。初日の角館での「抱き返り渓谷」は見ごろより少し早かったが、2,3日目の森吉山の丁度見頃で実に見事だった。秋田内陸線で阿仁前田まで行き、国民宿舎の森吉山荘へ。駅まで送迎サービスがあり、30分ほどで到着。
見事な紅葉の山で囲まれたなかなか綺麗な宿だった。詳しくはHPで。http://moriyoshizan.jp/
例年ならシーズンの終わりのためか、28日(日)までは混んでいたとのことだが、宿泊者は10名でゆったり。温泉は近くの杣(そま)温泉を源泉にしたサッパリ系で露天風呂やサウナもあり、気持ち良い。
3日目にお目当ての大平湖-三又峡の遊覧船へ。
山荘の送迎サービスを利用して10分程度で到着。駐車場から10分ほど黄色の紅葉の中を下って船着場へ。
見渡せる全体が赤、黄、緑が錦絵のような紅葉で圧倒される。
遊覧船で25分掛けて対岸の三又峡へ。湖の周りが全て紅葉、波も無い湖面にも写って上下が紅葉であっという間に到着した。
山荘の人に聞くと、今年は例年より遅いが、3年ぶりに綺麗な紅葉になったとのことで超ラッキーである。三又峡は見所の三階の滝まで川沿いの片道1時間コースで歩き易く景色も良く、二人だけでのんびりはしていたが、女房殿がクマが出るかもしれないとの不安から30分で引き返し。
確かに山に入る作業チームはリュックに鈴をつけていたし、山荘のスタッフも時々車で見ることがあるとの話で止むを得ない。
大平湖は森吉ダムによる堰きとめ湖で両側の岸が近く、穏やかで紅葉狩りには最高である。夏の雨不足で水量は少ないのがやや残念だったが、新緑の頃も綺麗だろうと予想する。
森吉山荘は我々のような初心者でも簡単に行けるポイントも幾つかあるし、本格的な山歩きをする人にも人気があるようで、お勧めの宿である。
遊覧船での動画
【その他雑感(11)-オリンピック終了後のドラゴンズはどうなるか?】 ― 2012/08/17 14:31
大いに楽しませて貰ったオリンピックも終了、終わってみるとアッという間だった。
さて、オリンピック終了後のドラゴンズはどうなるか? 16日までのジャイアンツとの直接対決をなんとか2勝1敗で勝ち越して4.5ゲーム差。 交流戦終了時にはオリンピック終了時で5ゲーム以内なら逆転の可能性ありと予想したが、ほぼその限界に近い。ジャイアンツは予想通りに強い。
残り試合はドラゴンズが41試合、ジャイアンツが42試合。今の調子でジャイアンツが2勝1敗のペースを保ち28勝14敗でいくとドラゴンズは32勝9敗という凄いハイペースの必要がある。オールスター終了後の両チームは12勝5敗2分と全くの互角。ドラゴンズは東京地区の6試合を4勝1敗1分と内弁慶を克服したと思ったのに、甲府・松本でベイスターズに実に痛い連敗。追い上げムードに水をさしてしまった。
今年のジャイアンツは確かに強い。死角が見当たらない。得点数がトップなのは今まで通りだが、防御率がダントツの1位、盗塁数までが1位と走攻守に見事なバランスである。従来の全員4番バッターの打線から小技の効く選手も組み合わされた息の抜けない打線に変った。投手陣は杉内、ホールトンの補強で磐石のローテーションになっている。
方やドラゴンズは、相変わらず点が取れない。ブランコの骨折以降ホームラン・バッターが少ない。投手陣も浅尾,岩瀬、ネルソン、ソトが2軍落ちの状態で不安の方が強い。それでも首位争いを続けているのは谷繁のリードに尽きる。今年の谷繁は凄く元気である。例年だと前半戦の後半に故障で長期離脱することがあったが、今年は無いし、打撃も好調である。ジャイアンツを追うためには谷繁の存在は必須である。同様にジャイアンツも阿部の体調が課題になりそうである。今年の原采配は戦力に余裕があるためか、適当に選手を休ませており、これまでは無理をしていない。ドラゴンズの追い上げが弱ければ、このまま余裕の采配で逃げ切りに成功しそうである。2軍落ちの4人の投手とブランコがいつ復帰できるのか? 8月末からのジャイアンツ/スワローズとのアウェイ6連戦が大きな鍵になると思われる。
谷繁の後半の頑張りを期待する!
【その他雑感(10)-交流戦終了 今年のドラゴンズはどうなるか?】 ― 2012/06/22 10:08
交流戦が終了した。これから本格的なペナントレースだ。我がドラゴンズは1ゲーム差で首位を維持している。年初に今年のセ・リーグは、ジャイアンツが7月後半まで独走で、ドラゴンズは5ゲーム以内で付いていければチャンスがあると予想したが、ジャイアンツは何故か4月のスタート・ダッシュに失敗し、交流戦でようやく本領発揮で強いジャイアンツとなっている。
① 何故ドラゴンズは首位にいられるのか?
ドラゴンズは、昨年同様点が取れない。何とか投手陣の頑張りでここまで来ている。現在までの62試合の得失点は、1試合平均2.8点 vs 2.5点と接戦で勝ってきている。一方ジャイアンツは、59試合の得失点は、1試合平均3.4点 vs 2.4点と非常に強いチームだ。ドラゴンズは投手陣の力で現在の地位を維持しているが、昨年に比べると、チェンがMLBに移籍し、ネルソン、ソトがまだ投げられず、吉見も故障、浅尾も2軍落ちで不安だらけのはずである。昨年の先発投手は、チェン、ネルソン、ソトで計66試合、吉見を加えると91試合で、4人の投手で全144試合の63%をカバーしていた。吉見が交流戦の最後の試合でようやく復活したが、交流戦の勝ち越しは信じ難い結果である。山内、岩田、田島、ソーサ等の若手や新戦力が予想以上に頑張っているからであるが、最大の貢献はこれらの投手の良さを十二分に引き出している谷繁だ。41歳という老骨に鞭打ち現在まで頑張っている。打撃陣は相変わらずのタイムリー欠乏症だが、少しずつ逆転も出来るようになってきた。5月に入り、ブランコが調子を上げ、ボールをあまり振らなくなった。ベテランの山崎を刺激剤にした効果が出ているようである。和田は昨年よりぐっと良くなり、チャンスでのタイムリー・ヒットが増えている。森野が回復しない。新人の高橋を刺激剤にしているようだが、なかなか効果が出ない。
② これからのペナントレースはどうなるか?
これからは間違い無くジャイアンツが絶好調でオリンピックの終了時まで飛ばしていくと予想する。その時点でドラゴンズはどの程度の差で付いていくことが出来るか?2~3ゲーム以内なら充分チャンスはある、年初の予想の5ゲーム以内でも逆転の可能性はあるはずである。鍵は谷繁の体調だろう。今週の休息で少し回復したとは思うが、疲れれば腰の持病で休養することが予想されるので、休み休みの起用になるだろう。投手陣のベテラン組みである吉見、ソトが戻り、山本昌、川上も戻りそうで、小田や福田の併用で谷繁の負担を多少とも軽減できるのではないか。
投手陣では、浅尾、田島の回復は遅れそうであり、山場の8月に戻れることを期待したい。それまではソト、山井に加え、戻ってくる川上もブルペンに回りそうだ。先発陣は、吉見、山内、岩田、中田、雄太、小笠原の6人体制で、山本昌、ネルソンが回復しだい加わることになりそう。
打撃陣は、森野が戻るかどうかがポイントとなりそう。公式戦に戻り、知っている投手が増えてくれば、もう少し積極的になれるのではと期待する。でも打ち勝つ試合は難しそうで、投手陣頼りの連続になりそう。
③ オリンピック終了後はどうなるか?
ここからは願望を含めた予想。交流戦で全員が絶好調だったジャイアンツも夏場と公式戦の連戦の影響で選手に疲れが出るはずである。特にリリーフ陣への負担は強くなる。4月の不調の要因の一つはリリーフ陣の弱さであり、夏場以降に問題再発が予想される。ドラゴンズと同様に阿部の体調、特に腰への負担が大きな鍵となるはずである。昨年は鶴岡が活躍し、阿部の穴をカバーしたが、DeNAに移籍し、現在の控え捕手は実績があまり無いことが不安になりそう。原の問題も簡単には片付かないのでは?ナベツネから見るともともとの計画であった江川へのスウィッチへの良いチャンスかも知れない。しかし、ジャイアンツの選手の個の力は非常に強いので、監督の影響はそれほど強くはならないのではないか。
夏場を過ぎると他のチームも建て直しに懸命になるはずである。スワローズ、タイガースはCS争いで懸命になり、交流戦のようにあっさり負けることはないであろう。特にドラゴンズにとっては、鬼門の神宮球場での戦いは必死になる必要がある。カープ、ベイスターズは若手の起用が増えるはずで、ジャイアンツ戦で名を上げることを狙って頑張るであろう。ジャイアンツが新人投手に弱いことも期待できるのでは?
ジャイアンツとの直接対決はまだ18試合残っている。権藤コーチは徹底したインコーナー攻めを指示するはずであり、各投手がブツけるぐらいの気迫で投げられるかどうかがポイントになる。五分五分以上の戦いをする必要がある。浅尾が夏場に戻れるかどうかで決まりそうだ。
今年は、オリンピックもあり、スポーツ観戦の夏になりそうで、大いに楽しみだ。
【その他雑感(9)-2012年は昇竜の年 : ドラゴンズの3連覇は成るか?!】 ― 2012/01/18 20:51
今年は辰年、昇竜の年となるか? このところの辰年のドラゴンズは、2000年2位、1988年優勝であり、確率は5割と可能性は充分にある。 が、誰が見ても大本命はジャイアンツである。今年の大補強で優勝できなければ、監督が悪かったとしか言えないというのが大方の見方であろう。
片やドラゴンズはチェンが大リーグ移籍で大きなマイナス。補強は、ドラフト1位の高校生ルーキーの高橋と楽天からの山崎のカンバックおよび旧森コーチが探していたドミニカのディアス外野手のテスト入団であるが、大きな戦力補強とは期待できず、現有勢力の底上げしか無い。むしろ、高橋聡の復活が適えば大きな戦力になる。
先ずはチェンの抜けた穴をどうするか?若手の台頭しか無い。候補は、伊藤、山内、岩田,武藤あたりか?昨年は、それぞれ1回好投すると数回打ち込まれる状態だったが、今年は2回に1回は好投できるようになって欲しい。そうすれば、昨年のチェンの8勝10敗をカバーすることが可能なはずである。個人的には、中田が復活してくれることを凄く期待している。変化球に頼らず、持ち前の荒れた剛速球に掛けて欲しい。一部の新聞では、信頼していた森コーチが抜けたことで、ネルソンとソトの二人のやる気が落ちるはずと予想しているが、彼らはまだまだハングリー精神が強いはずであり、それほど心配は無いのではと思っている。権藤新コーチも選手の自主性を重視し、無理な登板をさせないタイプなので上手く動機付けしてくれるはずである。
次は打撃陣である。昨年は統一球に悩まされ絶不調だった和田、森野がどこまで問題を克服できるか?森野は昨年後半にはかなり回復していたので今年は一昨年並みの成績が残せそうである。和田は信頼していた落合監督の交代で、課題回復は全て自分自身に掛かっていることになる。昨年のキャンプからフォーム改善に取り組み、シーズンでも頑固に改訂フォームにこだわって不完全燃焼になっていた。今年のキャンプではどちらのフォームで行くのか、非常に興味がある。個人的には、堂上兄に期待している。昨年もチャンスでの打撃が目立っていたが、何故か落合監督は全面的には信頼していなかったように思えた。何か欠けているものがあったのかも知れない。落合監督の置き土産で伝えられたのか? もしそうならキャンプで徹底して取り組んで一皮剥いてレギュラーへのチャレンジを期待する。
最後は高木新監督。無愛想な落合から無口な高木に変わって何が変化するか? このところは球団の方針なのか高木監督のファンサービスへの取り組み姿勢が強い。ドラゴンズのレギュラー・クラスはどちらかと言えば無口で無愛想なタイプが多い。落合時代はそれで良かったが、今年はもっとアピールすることが要求されるはずで、選手自身も乗っていけるかどうかが鍵になりそう。
さて、今シーズンはどうなるか? 大胆な予想としては、7月後半まではジャイアンツのほぼ独走状態になりそうだ。ドラゴンズは5ゲーム以内でくっついていて欲しい。ポイントは疲れの出たレギュラーに変わる若手がどう活躍するかになる。ドラゴンズでは伝統的に若手がこのチャンスを狙って必死に訴えてくる。レギュラーでも少し不調だと変えられる恐れがある。それに比べて、今年も大幅な外部戦力を調達したジャイアンツでの若手のやる気はどの程度強いか? 特に、控えの弱いショート、捕手、ブルペン陣の競争はどうか?この辺に監督の采配の是非が出ると予想している。オリンピックが終わった頃から本当の戦いが始まると期待している。今年も大いに楽しみたい。
【その他雑感(8)-ドラゴンズ 日本シリーズ 敗戦 !!】 ― 2011/11/25 21:21
ドラゴンズは強敵のソフトバンクに大接戦まで持ち込んだが、とうとう3勝4敗で日本シリーズは敗戦となった。11月中旬まで楽しませて貰ったので大感謝であるが、負けてしまうと筆の進みは悪く、ずるずるとブログの更新が遅くなってしまった。
今年の特徴なのでしょうがないと思うのだが、それにしても打てなかった。7試合で9点しか取れないのに、3勝4敗と第7戦まで戦えたのは驚きだった。やはり、ピッチャーの球団であることをはっきりと証明した。今回の結果を見ると、もの凄いピッチャーが2人いれば、土日・土日を1-0で勝てば、理論的には最低4点で、4勝3敗で勝てることになる。そう考えると、第5戦に中4日でチェンを先発させたのは、落合の唯一の焦りだったかも知れない。第5戦で、チェンが7回に2点目を取られた後は、勝つ積りなら8回からはリリーフに任せたはずなのに、チェンを代えずに追加点を取られて完敗。第6・7戦では無く、第5・6戦に2-1の勝利を狙ったのが失敗したのでは? 第5戦は適当に戦い、第6戦、7戦を中6日でチェンと吉見に投げさせたら、両試合とも2-1で勝ったかも!? 第7戦は杉内に1点も取れなかったのだからやはり駄目だったかも!?
これで、8年続いた落合ドラゴンズが終了することになった。人によって好き嫌いは激しいようであるが、私には好きな監督であった。選手、特にレギュラー選手を一人前として徹底して大人扱いをし、自主性を求めてきた。 ビジネス研修でコーチングを担当することもあるので落合監督の「コーチング」の本を読んだが、コーチング手法は記述されていないものの、課題の分析、解決策の検討を自らが考えていくことを促すというコーチングの原点を実践していた。選手自身にこれらの自主性を持って貰うために相当な努力が必要であったと思う。
さて、来年は無愛想の落合監督から地味~な高木監督に代わる。 観客動員の増強が監督交代の一つの理由と思うが、大丈夫かな?? 来年に向けて、セ・リーグの各チームのメンバーは大幅に変わりそうである。ドラゴンズもチェンが大リーグに挑戦し、ドミニカ出身のブランコ、ネルソン、ソトは信頼していた森コーチの退団で森コーチの行き先に一緒に変わりたい意向と聞く。
4番を打てる外人の補強を計画しているらしいが、今年は各チームのストーブ・リーグも面白そうだ。
【その他雑感(6)-セ・リーグ急変、ドラゴンズもスワローズに急接近】 ― 2011/09/02 18:04
8月後半からセ・リーグの優勝争いが急変している。スワローズの勢いが予想以上に落ち、7月終わりにはダメ巨人と思っていたジャイアンツがぐっと好調になってきた。つられてダメドラが依然として点が取れないにも拘わらず、投手陣の頑張りでいつのまにかスワローズと9/1時点で3ゲーム差。ベイスターズを除いた5チームの優勝争いになってきた。震災の対応で、今年は9月でもペナントレースの真っ最中で、10月まで楽しめる。
それにしても、ドラゴンズの得点能力は大きな課題。8月の24試合で得点53、1試合平均2.2点。投手陣の頑張りで41失点、1試合平均1.7点に抑えているのでなんとか13勝8敗3分と勝ち越すことができた。シーズン・トータルでは、得点の1試合平均2.8点、失点の1試合平均2.9点に比べて顕著な傾向である。
打率が最下位であることは言うまでも無いが、犠牲バンドが下手くそと思う。インターネット等に記録は見受けられないが、スワローズと比べると成功率はかなり低いように思える。更に、ノーアウト/1アウトで3塁にランナーがいるのに点が取れないことが多すぎるように思う。打率は低くても、犠牲フライかボテボテの内野ゴロなら打てるのでは?! 各チームの打撃不振は統一球の影響と言われているが、ドラゴンズの落ち込み方は一番激しいのでは? 和田を含め、各選手はバットを強く振ることを意識しているように思えるが、芯を外れたポップ・フライが多い。内野ゴロでも不利遅れ気味の当たりそこないでエラーを誘うようなボテボテは少ない。強く振るのは良いが、大振りになることが多いのでは?
最近になり、谷繁が戻り打撃も好調、ブランコもようやく戻ってきた。ここ2試合、絶不調の和田がようやく芯に当るようになってきた。この週末は台風の影響で試合は流れる可能性が大、台風一過後の打撃陣の奮起を期待したい。まだ41試合も残っており、充分優勝のチャンスがある。先ずはネルソンを勝たせること。これから8~9回登板可能。5勝以上できたら、ドラゴンズが強いぞ。
【その他雑感(5)-ドラゴンズ落合監督がとうとう怒ったようだ】 ― 2011/07/03 23:36
交流戦もようやく終了し、リーグ戦に戻ったが、ドラゴンズは絶不調。打線は全く繋がらず、送りバンドも出来ない。相手チームが点をくれようとしているのに、3塁ランナーは還せない。その気が無いと思っていたら、とうとう落合監督が爆発したように思う。金曜・土曜のダメドラとダメ巨人の戦いは両チームともひどい試合振りだったと思っていたら、日曜日の試合でダメ外人のグスマンを外すだけではなく、荒木・井端の看板まで外して若手に切り替え、期待の若手伊藤準規の先発を盛り上げて快勝した。初回の和田のホームランを含めて、選手が締まって溌剌としていた。
それにしても落合監督はグスマンをまだ期待しているのか? 昨年のダメ外人セサルも最後まで期待していたが、結局外れのまま解雇された。グスマンは何とかなるのだろうか? ボールを迎えに行き前のめり気味になることが多く、バットを強く触れる打席は極めて少ない。アメリカ野球のストライク・ゾーンではインコーナーがやや甘めだが、日本ではインコーナーに厳しい。徹底的にインコーナーを攻められ、外角のボール球を追っかけて見事なから振りばかり。最近は、体重が残ってすっきり立っていることがたまにあったのに、土曜日の試合ではひどかった。全打席3塁にランナーがいたのに、平凡な内野ゴロ3つと三振で1点も入らず。 外野フライ1本でも打っていれば試合に勝っていたのではと思う。まだ26歳と若いので実践で育てれば物になると考えているのではと思うが、我慢もオールスターまでだろう。
これから本格的なペナント・レースになるが、ヤクルトが順調に走っている。交流戦前半で少しつまずいたが、投手陣も揃い、故障者も少ない。今後、クローサーのイム・チャンヨンに不安が残りそうだが、強さは継続しそう。タイガースは城島の故障が痛いが、打線は戻ってきた。投手陣がやや不安だが、そこそこの試合をしていきそう。ジャイアンツはあれだけ選手を揃えているのに何故弱いのか不思議でしょうがない。選手は揃っているのに、ロッテのサブローを獲得して土曜日から先発させている。現在の選手が信頼できないと宣言したように思える。最近の試合でのショート坂本のスローイングを見ていると実に雑に感ずる。選手との信頼感が戻らなければ、後半も駄目のままで、カープ、ベイスターズとBクラス争いに終わるかも知れない。
さて、ドラゴンズはどうか? 今日7/3(日)の監督の爆発で選手が再度原点に戻って真剣に取り組むことが出来れば良いのだが。ここ数試合でのバント失敗の多さは目に余る。絶対に送るという必至さが伝わってこなかった。内野手の1塁へのスローイングも華麗ではあるが、気力に欠けているように感じで、ぎりぎりでアウトという送球が多かった。谷繁の足、ブランコの手、高橋(章)の肩の回復がいつになるのか?オールスター明けまでに戻れば、後半はヤクルト追撃も十分可能になる。先ずは今日のショック療法で必死さが戻ることを期待して応援しよう。
その他雑感(4)-ようやくプロ野球開幕 今年もドラゴンズはやってくれるか ― 2011/04/12 10:00
紆余曲折の末、ようやく4月12日にセパ同時に開幕。今年も大いに楽しませて欲しい。東日本大地震後、余震や原発問題でどうしても弱気になるが、良い試合を見せて皆を励まして欲しいものである。
今年はオープン戦も中途で終了したため、どのチーム、どの選手の調子が良いのか解らないところがある。セ・リーグでの公式線は1ヶ月程度で、5月中旬からすぐ交流戦となる。結局、6月中旬までは各チームとも手探りで、本格的な戦いは夏場からになりそうな気がする。開幕時期が遅れたことで、故障で間に合わないと予想されていたドラゴンズの吉見、チェンの影響が少なくなりドラゴンズが有利とかジャイアンツの阿部が故障による長期離脱で不利とか統一球の採用でボールが飛ばなくなり、長打力のチームが不利とか色々な説が飛んでいるが、本格的な勝負は6月中旬以降とすればまだまだ読めない。夏場から大接戦の面白いシーズンになりそう。
では、今年のドラゴンズはどうか?
l 今年も投手力のチームだろう。吉見、チェンは多少出遅れても大丈夫であり、ネルソンは力を付けてきた。中田が安定すれば強い。若手の岩田、伊藤は夏場に出てくると良いのだが。ブルペン陣では、高橋の故障は痛い。いつ頃復帰できるか大きな不安要素だ。新外人左腕のソトはこれから育てる投手で今年は着たいしない方が良さそう。いずれにしても、岩瀬を無理させずに大事に使うことが不可欠。
l 新外人のグスマンは全くの未知。オープン戦を見ると結構期待出来そうにも思うが、本戦でどうなるか?コンスタントに5番を打てると凄い打線になりそう。駄目だと昨年と同じ。
l ベテランの故障は常に覚悟する必要がある。井端、荒木の離脱は、堂上、岩崎で繋げる。和田の離脱は若手外野陣に頼るしかない。打力の期待は無理であり、守備力と足でカバーするしかない。問題は谷繁だ。若手捕手はまだ伸びてこない。短期なら小田でカバーするとして、長期離脱は頭が痛いと思うが、落合は若手を育てる良いチャンスと言いそう。
l 今年は、ジャイアンツ、タイガースに加えてスワローズが強そう。去年のようにスワローズに弱いままだと問題。神宮に応援に行こう。
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